子どもに伝える防災

保育

いつ地震が起こるか分かりません。いつ火事が起こるか分かりません。

身の危険を感じたときに、大人でもすぐ判断して行動に移すことが難しいです。

それは、子どもでも同じです。

子ども1人で災害になった時、子ども自身が考えて行動できるように伝えておく必要があります。

直接子どもに防災の話をすることは、大切です。

しかし、やはり話をするだけでは、「そんなこと起こらないよ」と言うことが多いです。

日常の中でどのように伝えていくか、大人も危険性を知り、家族全員が知っておいた方が良いこと、子どもと一緒に学べるものなどをまとめてみました。

家族全員で知っておいたほうが良いこと

避難場所

地震や火事が起こった際、一時的に逃げることができる避難場所を全員で共通理解をしておきましょう。

 CHECK  避難場所と避難所の違い


避難場所  火災などから身を守るため、一時的に逃げ込む先。河川敷や大きい公園など、広いスペースが指定される。

避難所  災害のため自宅で過ごすことが困難になった時、一定の期間、避難生活をする場所。学校や公民館などが割り当てられる。

津波の危険性がある地域では「津波避難場所」として、高台や津波避難ビルが指定されています。


引用:NHK ー避難場所と避難所の違いは?ー

避難所は、一定期間の避難生活をする場所です。まず、身の安全を確保するために、避難場所へ逃げましょう。

避難場所や避難所は、各自治体の防災マップを参考に確認しましょう。

配布される用紙か、インターネットでも確認できます。

災害用伝言ダイヤル

地震が起こった際は、通信トラブルが発生し、電話が繋がらないということが多くなります。

安否の確認が分からないということは、とても不安になることです。

そのような場合は、災害用伝言ダイヤルを使いましょう。

 CHECK  災害用伝言ダイヤル-171-とは?


地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板のこと。

引用:NTT東日本

災害が起こった場合のみ利用ができますが、利用体験ができる日程がありますので、事前に実際使ってみた方がいいですね。

災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内

インターネットを利用したWeb171というのもあります。

一度動画を拝見しましたが、少々手間がかかりそうです… 伝言ダイヤルの方が誰でも簡単にできそうです。

安否確認・災害用伝言版アプリ

これらをおすすめしている記事があります。

おすすめのアプリ、レビューやメリット・デメリットなどが丁寧に書かれています。

検討してみるといいですね。

災害が起きる前に備えるもの

首相官邸のHPに「災害の備えチェックリスト」が掲載されています。

引用:災害の「備え」チェックリスト

備蓄することは大切ですが、ご家族の構成などによって、準備をする物や量が変わってきます。

また、準備をするだけでなく、実際に1日防災グッズで生活してみるなど、使うことが大切だと思います。

防災のおすすめ本

1.ぼうさい(一生使える!おまもりルールえほん
2.災害時に役立つサバイバル術を楽しく学ぶ 防災ピクニックが子どもを守る!
3.いざ!に備える遊びで防災体験BOOK

ぼうさい(一生使える!おまもりルールえほん)

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こちらは、子どもに伝えたいときに一緒に読める絵本です。

地震や洪水、雷など起こった時にどう行動すればよいのか、絵で分かりやすく描いてあるので、子どもでもイメージしやすいかと思います。

ただ、災害はマイナスイメージで伝わることが多いので、「コワイ」というイメージを持ってしまうかもしれません。

災害時に役立つサバイバル術を楽しく学ぶ 防災ピクニックが子どもを守る!

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私が1番おすすめする本です。

実際に東日本大震災を経験された方が書かれている本です。

特に小さな子どもがおられるご家庭は特に、お読みいただいた方がいいかと思います。

防災マップや非常バッグの用意をするだけでは、実際に災害が起こった際、道具が使いづらかったり非常食が食べづらかったり。

そうならないようにするために、事前に防災ピクニックをして使ってみようということが書かれています。

使ってみて使いづらさに気が付いたり、その経験を生かして次につなげたりすることができるという、学びの本になっているので、一度読んでいただきたい1冊です。

いざ!に備える遊びで防災体験BOOK

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防災マップの作り方、身近なもので作るランタンや非常時に使えるロープの結び方など、役立つことがたくさん書かれています。

他にも、地震が起こった後に、避難所などで使えるレクリエーションが載っています。

防災についてのサイト

検索をすれば、防災についてのガイドブックや動画などたくさん出てきます。

是非、自治体の防災ガイドブックなどを閲覧してみてください。

まとめ

実際に災害が起こると、大人でも対応ができないことが多いです。

家族がいたり、子どもが小さかったりするとなおさら大変だと思います。

だからこそ、大人だけでなく、少しでも子ども自身が自分でできることを増やしていく必要があり、そのためには実際に行うことが大切です。

手をかざせば水が出てきたり、トイレで用を足した後には勝手に水が流れたり、今はとても便利な時代になりました。

少しの不自由さを体験することで、生きる力が育っていくのではないかと思っています。

そのような力が育つように、大人がサポートしていきたいですね。






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