昔はすぐに感情的になってしまい、怒りやすかった私。
今もゼロにはできないけれど、コントロールできる方法を学びました。
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これらの動画や本から怒りは二次感情ということを知って、その感情と向き合い、自分のことをより客観視できるようにもなりました。
今までの経験や、今その感情が出てきたらどうしているか、などお伝えしていきます。
あの時の私
していたことの後悔
約5年、私は保育園現場で働いていました。
自分で言うのはあまり良くないですが、割と子ども達に厳しくしていた方だと思っています。
毎日、子ども達に怒っては、夜自宅に戻り、「どうして今日も怒ってしまったのだろう」と落ち込み後悔し、それでも次の日も子ども達に怒りの感情をぶつけてしまうことが多い日々でした。
そのことを思い出すと、今でもかなり後悔をしています。
自分と向き合う
なぜ、いつも子ども達に怒りの感情をぶつけていたのか、毎日同じようなことを繰り返していたのでしょうか。
1.「○○のようになってほしい」と願望や期待が強かった
2.「○○でなければならない」と思い込んでいた
3.自分の心に余裕が無かった
主にこのようなことが考えられました。
「○○のようになってほしい」と願望や期待が強かった
保育観はそれぞれあると思いますが、私は子ども達に「自分で考えて行動できる人になってほしい」と思っていました。
だから、年齢は関係なく一人の人として接していたはずでした。
ですが、それもいつの間にか子ども達に対して、求めることが大きくなってしまい、「どうしてできないの?」という感情に変化していったのだと思います。
「○○でなければならない」と思い込んでいた
当時は他に、一緒に担任を持っていた方が退職されることが多く、「私が1人で頑張らなければいけない」「この子達のことを1人で守っていかなければいけない、強くないといけない」と思い込んでいました。
弱さを見せることが苦手だった私は、相談する人はいたものの、本当の心の内から自己開示はほとんどしていませんでした。
そのことがさらに自分を追い詰めてしまったのだと感じています。
自分の心に余裕が無かった
保育園業務は子ども達を保育するだけでなく、書類や行事の準備の制作が多く、サービス残業は当たり前でした。1日に12時間以上職場にいたこともあります。
また、上の立場の人と上手くいってなかったこともありました。
そのことが毎日積み重なると疲労とストレスが溜まっていき、心に余裕が無くなり、怒りの感情をコントロールできなくなっていったのだと思います。
つまり
自分より弱い立場の存在を支配しようという心の表れ、「子ども達はこうあるべき」「私が一人でしなければならない」という勝手な思い込みで、「どうして分かってくれないの!?」と期待からの失望もあったのかもしれません。
心の余裕があれば、「こうあるべき」などという感情は少なかっただろうと思います。
動画にも、強い立場から弱い立場に感情をぶつけやすいとまとめられています。
私は、全くその著書や動画通りのことをしていたことに気付かされました。
私は私の基準で、周りにいた子ども達や他の人にそのことを勝手に求めていたのです。
自分が変わろうと思ったキッカケ
その保育園現場を離れたからといって、怒りの感情と完全にさよならできるわけではありません。
人と関わることをやめない限り、必ず自分の感情はまた出てきます。
保育園現場を離れて、夜間学校へ通っている時、また同じようなことが起こりました。
やる気がある自分に対して、周りがダラダラしている、そのことが気になって仕方がなかったのです。
感情をぶつけることは無かったけれど、心の中でイライラしていました。
同じようなことを繰り返していると、怒りの感情はとてもエネルギーを使い、怒ることでこちらにもかなり疲労がたまるということが分かりました。
また、ここで自分と向き合わなければまた同じことを繰り返してしまう!もう同じことを繰り返したくない!と思い始めました。
そんな時に、最初にも載せているYouTubeの動画に出会い、ここから怒りの感情を少しずつコントロールできるようになっていったのです。
【アンガーマネジメント①】怒りで失敗しないために今最も必要なスキル/中田敦彦のYouTube大学
【アンガーマネジメント②】怒りそうになった時の対処法と長期改善策/中田敦彦のYouTube大学
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自分と向き合う
怒りという感情は、
「あなたがそうできると期待していたけど、できなかったから怒った」
「私の思いに応えてくれなくて悲しいから怒った」
「予想外のことが起きて困惑したから怒った」
など、前にある出来事があってから怒りの感情が生まれる【二次感情】と言われています。
このことを知ってから、私は怒りの感情が表れた時すぐに、
どうして怒っているのか?何に腹を立てているのか?
と自問自答をします。
すると、考えているうちに冷静になっていき、怒っていたことがどうでもよくなってくるのです。
実践していること
ベビーシッターの仕事では、お子様をお預かりして一緒に時間を過ごします。
子どもはその日によって、機嫌も変われば、食欲も変わります。欲求も増えてたくさん泣いたり怒ったりします。
子どもは大人以上に本能的に生きているので、欲求は抑えられません。
ですが、大人も人間で、感情的になってしまうことがあります。
それでも、私はお子様や親御様にとって安心できる保育をしたいと思い、怒りの感情を意識してコントロールしています。
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この著書では、感情が高ぶった時に、怒りの度合いを数値化する、合言葉を決める、カウントを数えるなどをおすすめしています。
私が実際にしている方法は、
・自問自答をする
・子どもに同調する
・「まあいっか、別に命にかかわらない」と口に出す
・思考や感情を強制的にストップさせる
お子様の身に危険が及ばない限り、見守りながら自分の中でも心の整理していくことが大切だと感じています。
0歳のお子様だろうが年齢に関係なく、私がしていることなので、もし参考になることがあればやってみてください。
自問自答をする
前述しましたが、「何故自分は今怒っているんだ?」と自問して、「私は、〇〇してほしかったんだ」と答えを出しています。
考えていくうちに、感情が収まって冷静になります。
子どもに同調する
泣いていたり、怒っていたりするお子様に対して
「いや、もうその気持ちめっちゃ分かる~!!!」「あー、今日はそんな気分なのね!私もそう!」「今日は何もしないでいっか!」
など、ものすごく同調します。笑
ほんとこちらは同調するだけで、何もしなくていいのです。いつの間にか子どもも落ち着くようになります。
「まあいっか、別に命にかかわらない」と口に出す
泣いているお子様を「泣き止ませないといけない」と焦ってしまったり、お子様がやりたいことに時間がかかるので急がせてしまったりすることはありませんか?
私は、お子様の全ての欲求に応えることはできませんが、「自分でやりたいことを自分でやろうとする」ことを時間をかけてでも見守りたいと思っています。
なので、お子様が感情をぶつけてきたときは「まあいっか、別に命にはかかわらない」と言っています。
大切なのは、口に出して言葉にすること。
口に出すことで自分に言い聞かせることができます。
思考や感情を強制的にストップさせる
それでも、何をしてもこの感情が収まらないという時は、一旦強制的に「無」になります。
何も考えない、一時的に壁を作る、シャッターを閉じる、ボーっとする、ということも必要でどうしようもない時はそうすることもあります。
もちろんこれはお子様の安全な状態が確保される上で、してもよいことにしています。
大人も人間ですから、一時的に心の距離を開ける手段も必要なのではないでしょうか。
時間はかかっても30秒程度で、一時的な手段が自分の心が落ち着くようになります。
時に親御様から同じ悩みを聞くことも
ベビーシッターの仕事をしていると、お子様にイライラしてしまうと悩んでおられる親御様と出会うことがあります。
自己開示をしてくださる親御様だといいのですが、中にはそれすらも恥ずかしくてできないという方もいらっしゃいます。
そのような親御様にも寄り添うことができる、共感できるための、自分の心に余裕が必要だと私は思います。
怒りの感情と向き合うために
怒りの感情を全てゼロにすることはできません。
この感情と向き合うために、自分のことを知ろうとすることが大切です。
・どのようなときに怒りやすいのか
・何に対してモヤモヤするのか
など、記録にしていくことが大切です。
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私はこの本を読んでから、モヤモヤすることを素早くまとめることもあります。
他にも、マインドマップを作成したり、日記を書いたり、思考や心の整理をする方法はたくさんあります。
自分が怒ったこと、できなかったことだけでなく、できたことも寝る前に記録しておくことが自分の自身と心の余裕につながります。
それでも抑えきれない場合は
この存在が1番大切です。
私も実際、人から怒りをぶつけられたことがあり、とても辛いことがありました。
今まで弱さを見せようとしなかった私ですが、友人や仲間に助けを求め、どんな私でも話を聞いてくれる存在にとても救われました。
本当に感謝しています。
家族や職場以外の存在に、自分を打ち明けられるコミュニティを作ったり、参加したりしましょう。
まとめ
1.自分勝手な思い込みや信念を相手にぶつけてしまう
2.強い立場から弱い立場の人へ向かっていく
3.1番攻撃的な感情で伝染しやすい
ことが分かりました。
人は決して性格や環境が同じ人はおらず、大人も子どももみんな違う人間です。
決して完璧な人間はいません。
「怒り」という感情は、とてもネガティブで攻撃的です。その感情から目を背けてはずっと同じことを繰り返してしまいます。
ポジティブな感情も、ネガティブな感情も、「自分にもこの感情はあるよね」と、受け入れられる余裕をもてるように、これからも日々自分自身と向き合っていきたいですね。
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